皮膚科
皮膚科の身近な病気
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皮膚科の身近な病気について

皮脂欠乏症

中高年の方が冬になると、手や腰などの皮膚がカサカサして痒くなることがあります。初めのうちは皮膚が乾燥してカサカサするだけですが、次第に亀の甲羅のようにひび割れ、赤みも生じ、衣類による刺激や温度変化に過敏に反応し、痒みも出現します。



これは、年齢を重ねると皮膚の角質層に水分を保持する力が低下し、毛穴からの皮脂分泌も低下するため乾燥し“ドライスキン”となるためです。これを『皮脂欠乏症』と呼んでいます。最近、この病気が増加しているのは、エアコン、コタツや電気毛布などの暖房器具の普及による空気や皮膚の乾燥が原因と考えられています。



普段から入浴時には、過度の石鹸の使用やナイロンタオルなどでゴシゴシ擦ることをやめ、暖房使用時には、加湿器などを使って部屋の湿度を保ってください。肌着などは肌にやさしい吸湿性の高い木綿のものを使いましょう。
入浴後は保湿作用のあるクリームやローションを早め(15分以内)に塗り、乾燥させないようにしてください。まずは、冬の初め少し皮膚がカサカサし始めたら、スキンケアを始めてください。

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